米グレースケールは18日、米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、仮想通貨ジーキャッシュの現物ETF「ZCSH」について3対1の株式分割を実施すると発表した。ZCSHは8月25日に取引を開始しており、開始から1カ月足らずでの分割となる。
分割の基準日は9月28日の取引終了時点で、対象株主は保有株1株につき新株2株を9月29日の取引終了後に受け取る。新株の分配を経て、9月30日から分割調整後の価格での取引が始まる。
ZCSHには8月25日の取引開始以降、累計で2億3,300万ドル超の資金が流入した。ジーキャッシュのZECは18日早朝に一時1,521ドルまで上昇し、実質的な過去最高値に達したとみられる。
価格上昇を受け、ジーキャッシュには採掘向けの計算能力が集中している。推定ソルレート(ネットワークのハッシュレートに相当)は8月下旬の約25GSol/sから9月中旬に32GSol/s近くまで約28%上昇し、採掘難易度も約2億9,100万で過去最高を記録した。
採掘競争の激化は個々の採掘機の収益を圧迫しており、ビットメイン製「Z15 Pro」の推定粗利益はZEC価格の上昇にもかかわらず9月に入り8月下旬の水準を下回った。一方、デジタル・カレンシー・グループ(DCG)傘下でジーキャッシュ採掘を手がける米フォーティチュード・マイニング・ホールディングスは2026年4〜6月期の売上高が前四半期比約8.9%増の2,090万ドルに達したと発表した。
米フォーティチュードと、ナスダック上場の仮想通貨採掘会社サイファーパンク・テクノロジーズは、ジーキャッシュのネットワーク計算能力で合計4分の1超を占める主要採掘事業者となっている。フォーティチュードはビットメイン製「Z15 Pro」9,000台を追加発注しており、今年第4四半期中に導入する予定だ。