グレースケール・インベストメンツは21日、ジーキャッシュ信託を現物ETFへ転換する手続きの一環として、SECへの登録届出書(フォームS-3)の5度目の修正を提出した。同日、信託名を「ザ・ジーキャッシュETF」に変更する意向も開示した。
ティッカーシンボルは、これまでOTCQXで取引されてきた「ZCSH」を継続使用する。NYSEアーカでの取引開始は8月25日を予定するが、8-Kには「予定通りの時期に上場・取引が始まる保証はない」との留保文言も記載されている。
移管代行はBNYメロン、保管はコインベース・カストディが担う。認定参加者にはジェーン・ストリート・キャピタルとヴァータ・アメリカズが名を連ねる。スポンサー手数料は年率2.5%で、ビットコイン現物ETF(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト)の約10倍の水準になるという。
グレースケールは同時に、デジタル・カレンシー・グループ(DCG)系列のDCGインターナショナル・インベストメンツとの協議も開示した。同社は認定参加者を通じ、約20万ZECと引き換えにETF株式を取得する案を検討しており、実現すれば拡大後のファンドの約34%を保有する計算になるという。ただし拘束力のある合意には至っていない。
ZECは今回の一連の進展を材料に急伸し、8月23日には2018年以来となる高値圏(一時880ドル台)を記録した。25日時点では850ドル前後まで調整しているが、時価総額は約144億ドルとなっている。