分析プラットフォームのクリプトランク(CryptoRank)は9日、公式X(旧Twitter)アカウントで、無期限先物DEX(満期のない先物契約を扱う分散型取引所)におけるRWA(現実資産)の月間取引高が7月に約1,410億ドルの過去最高を記録したと投稿した。
前月比では約19.5%増、年初からの7カ月間では6倍超に拡大したという。同社は牽引役として株式(Public Equities)の存在を挙げ、取引高全体に占める比率が6月の36.4%から7月は51.1%まで上昇したと説明している。
クリプトランクの投稿によると、RWA取引高の内訳では株式のシェアが初めて過半数に迫る水準まで伸びた。トークン化された個別株や株価指数を対象とする無期限先物取引が、DeFi(分散型金融)上の主要な取引カテゴリーとして定着しつつある構図を示す数字だ。
RWAは現実資産を指す業界用語。国債や株式、金などの伝統的な資産をブロックチェーン上でトークン化したものを指し、無期限先物DEXではこれらを裏付けとした契約が満期なく取引されている。
クリプトランクは、RWA取引高が年初からの7カ月間で6倍超に伸びたとも投稿している。同社は6月25日にRWAオンチェーン時価総額が320億ドル超と過去最高を更新した。
無期限先物DEX全体では、ハイパーリキッドが7月の取引高で市場をけん引したと複数の分析が伝えている。RWAが同プラットフォームの週間取引高の過半を占めた週もあったとされ、株式・商品を含む現実資産の取引が分散型取引所の収益構造に組み込まれつつある流れが7月の数字にも表れた形だ。