暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)財務企業の英サツマ・テクノロジー(以下、サツマ)は20日、自社の資本の実質上すべてを返還することと、ロンドン証券取引所の上場廃止を進めることが株主に承認されたことを発表した。
取締役会も即座に行動を開始することを承認し、全ての取引活動を終了する準備を行うと説明。保有するビットコインを売却するとも述べている。
サツマは昨年12月、保有する1,199BTCのうち579BTCを売却し、約4,000万ポンド(当時のレートで約83億円)の収益を得たことを発表。この売却資金は、ロンドン証券取引所のメインマーケットへの上場(アップリスティング)に伴う転換社債保有者への返済に充てると説明した。
また、今年4月には大手仮想通貨ベンチャーキャピタルのパンテラなどが、ビットコインを売却して株主に資本を返還するようサツマに求めていることが報じられていた。
この時、上述したビットコイン売却がパンテラなどの投資家との間に摩擦を生んだことがわかっている。
今回の議題である資本の返還と上場廃止は、どちらも株主総会で約90%が賛成したことで決議された。
サツマのビットコイン保有量については、データサイトによって違いはあるが、「BitcoinTreasuries.net」によると668BTC(72億円相当)を保有している。12月の売却時には、620BTCが残っていると公式発表していたため、その時から少し増加している模様だ。
また、今回の発表には書かれていないが、6月24日付の案内によれば、ビットコインの売却は8月3日ごろを計画している。
