暗号資産(仮想通貨)取引サービスなどを提供するクリプトドットコム(Crypto.com)は16日、マーケットメーカー大手シタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities、以下シタデル)から4億ドル(約650億円)の戦略的出資を受けたことを発表した。
今回の資金調達が、トークン化証券やデリバティブなど全ての資産クラスへの事業拡大を加速させることを期待していると説明。そして、デジタル資産と伝統市場の隔たりを埋め、24時間7日間稼働する効率性の高い金融エコシステムを構築していくと述べている。
クリプトドットコムは今回の資金調達について、仮想通貨業界で急速に機関化が進む中で行われたと説明。仮想通貨は最近、資本市場のより広い領域における基盤インフラとしての役割が増していると指摘した。
その上で、今回の資金調達によって、上述した事業拡大の加速や効率性の高い金融エコシステムの構築を実現していきたいと述べている。
また、今回のシタデルの出資について、企業の評価額は200億ドル(約3.2兆円)だと説明。同社の10年の歴史において、初の機関投資家による出資だとしている。
発表で、クリプトドットコムのクリス・マルサレックCEOは以下のようにコメントした。
また、シタデルの社長であるジム・エスポジート氏のコメントは以下の通り。
クリプトドットコムで使用される仮想通貨CROの価格は、今回の資金調達がXで発表される前後に一時0.056ドル台から0.065ドル超まで16%超も急騰。その後の急落を経て本記事執筆時点では、前日比プラス約10%の0.060ドル付近で推移している(CoinGecko参照)。
