オンチェーンアナリストのDarkfost氏は2日、自身のX(旧Twitter)で、バイナンスにおける1BTC未満の小口流入データを公開した。CryptoQuantのデータをもとにした分析で、同取引所の小口流入額は個人投資家層の動向を示す代表的な指標として追跡されている。
同氏によると、直近の月間平均流入は1日あたり329BTCとなり、バイナンス上場以来の最低水準を記録したという。
2021年のサイクルピーク時、バイナンスの小口流入は1日平均2690BTCで、同年5月には単日で4900BTCに達した。現在の329BTCは、この水準と比べて8倍以上少ない。
2018年はさらに規模が大きく、月間平均3700BTC、1月4日には単日で1万400BTCの流入が記録された。当時と比較すると、現在の流入水準は11倍超の差がある。
Darkfost氏はこの現象について複数の要因が考えられるとした上で、一部の個人投資家がビットコイン以外の資産へ資金を振り向けた可能性を指摘した。
あわせて、現物ビットコインETFの登場が新たな投資手段として個人投資家を吸収し、現物市場から資金を引き寄せた可能性にも言及している。
同氏はまた、個人投資家の投資期間が長期化している、あるいはビットコインの価格上昇を待って様子見をしている層が増えている可能性にも触れた。
バイナンスの現物取引高が市場で依然として大きな比重を占めている点を踏まえた上で、過去の相場高値局面のいずれにおいても個人投資家層の明確な活動増加は見られなかったとし、この層の市場構成における位置づけが変化しつつあると分析している。
