米国上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は19日、イーサリアム( ETH )の保有量が604万1,481ETHに達したと発表した。18日午後3時(米東部時間)時点の数値で、ETHの総供給量1億2,210万ETHの4.9%に相当する。
直近1週間の取得量は1万2,535ETH。同社は2025年6月30日にETHトレジャリー戦略を始めて以来、毎週ETHを買い続けてきた。供給量の5%保有を目指す目標(同社は「アルケミー・オブ5%」と呼ぶ)には、15カ月で99%まで到達したとしている。目標の約610万ETHまでは、残り約6万ETHとなる。
仮想通貨と現金及び有価証券、同社が「ムーンショット」と呼ぶ出資を合わせた総額は151億ドル。ETHは1ETH=2,365ドル(コインベース基準)で評価し、ほかにビットコイン( BTC )215BTCと現金及び有価証券5億8,200万ドルを持つ。ムーンショットの内訳は、ビースト・インダストリーズへの出資1億8,000万ドルと、エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings、NASDAQ:ORBS)株7,400万ドルだ。
総額は前週発表時の162億ドル、前々週の174億ドルから2週連続で減った。この間もETH保有量は602万ETH台から604万ETH台へ増えている。
10月18日時点のステーキング量は506万7,309ETH(約120億ドル)。ステーキングは保有ETHをネットワークの検証に預け、報酬を得る仕組みを指す。運用基盤の「MAVAN(Made in America VAlidator Network)」は同社が2026年に立ち上げた機関投資家向けのステーキング基盤で、自社のETH運用のために開発した後、機関投資家やカストディアンにも提供を広げている。
トム・リー会長によると、現在の年換算ステーキング収益は3億900万ドル。保有ETHの84%にあたる510万ETHがステーキングされている前提での試算だ。全量をMAVANと提携先でステーキングした場合は、直近7日間の利回り2.58%を基に年3億6,900万ドルを見込む。
同社は自らをETHトレジャリー企業で世界1位、企業トレジャリー全体ではストラテジーに次ぐ2位と位置づける。ストラテジーは84万8,250BTC(約740億ドル)を保有しているとされる。
リー会長は、ここ数週間で投資家のリスク選好が縮小したと指摘した。要因として、AIへの資金供給とAIモデルの安全性をめぐる懸念、米国とイランの戦闘の激化、米中間選挙を前にした警戒感、世界的な債券利回りの上昇を挙げた。これを受けて半導体やメモリー関連を中心にAI株が売られ、両分野の比重が大きい韓国・台湾市場にも売りが広がったという。
同氏は、仮想通貨がこれらの地域で広く保有されているため、投資家のリスク回避が仮想通貨市場にも波及したと説明した。ファンダメンタルズが堅調なまま価格が下がる局面は、過去には「魅力的なリスク・リワードの機会」だったと述べ、今回も同様になるとの考えを示した。
リー会長は、同社が仮想通貨の冬(弱気相場)の1年間で競争力を高めたとし、到来を見込む強気相場で市場を上回る位置にあるとの見方を示した。同社は7日、今回のサイクルが過去最大になる可能性が高いとする会長メッセージを公表している。
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