米国上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は13日(米東部時間)時点で、イーサリアム( ETH )保有量が595万6,378ETHに達したと発表した。同社によると、これはETHの総供給量1億2,200万ETHの4.9%に相当する。
同社の暗号資産(仮想通貨)と現金及び有価証券、「ムーンショット」投資の合計評価額は158億ドルに達した。内訳はETHが595万6,378ETH(1ETH=2,513ドル換算、コインベース基準)、ビットコイン(BTC)が212BTC、現金及び有価証券が5億4,900万ドルとなる。
ムーンショット投資としては、ビースト・インダストリーズへ1億8,000万ドル、Eightco Holdings(NASDAQ:ORBS)へ9,800万ドルを出資している。同社はEightco Holdingsへの出資について、OpenAIへの間接的なエクスポージャーを提供する数少ない上場銘柄の一つと説明している。
同社は直近1週間で2万7,180ETHを追加取得したとしている。2025年6月30日のETHトレジャリー戦略開始以来、毎週買い増しを続けてきたとしており、掲げてきたETH供給量5%保有(同社が「アルケミー・オブ5%」と呼ぶ目標)には15カ月で98%まで到達したとしている。
同社は9月7日時点で、保有ETHの約85%にあたる506万7,309ETHをステーキングしており、評価額は127億ドル(1ETH=2,513ドル換算)に上る。ステーキング基盤には自社開発の「MAVAN(Made in America VAlidator Network)」を用いている。
MAVANはもともと自社のイーサリアム・トレジャリー向けに開発されたが、その後、機関投資家やカストディアン、生態系パートナー向けにもサービスを拡大したという。
トム・リー会長は、直近7日間の年率換算利回りが2.62%であり、保有ETHの全量をMAVAN経由でステーキングした場合の年間報酬は3億9,200万ドルに達すると試算していると述べた。現時点のステーキング量に基づく年間収益は3億3,400万ドルと見込んでいるという。
リー会長は、ETH/BTC比率が今年1月30日以来の水準まで上昇し、新型コロナ禍時の高値以来続いていたトレンドラインを上抜けたと説明した。ウォール街によるトークン化の決済基盤としてイーサリアムの位置づけが強まっていることや、エージェント型AIの運用でも中心的な役割を担うとの見方が広がっていることが背景にあるとの見解を示した。
同社によると、6月30日以降のETHはS&P500を5,866ベーシスポイント上回るパフォーマンスを記録し、2026年第3四半期において主要マクロ資産の中で最も高いリターンを示しているという。同期間の上位3資産はETH、ソラナ(SOL)、ビットコイン(BTC)としている。
リー会長は、9月中旬に予定される米クラリティー法案の採決や、AI関連株から資金を移す形で韓国投資家の仮想通貨買いが再開していること、4年サイクルの底打ちが数週間以内に見込まれることを、年内終盤にかけての強気材料として挙げた。