仮想通貨の機関投資家向け融資プロトコル、クリアプールは11日、 XRP レジャーへ事業を拡大する提案を公表した。既存トークンのCPOOLを新トークンのCLEARへ1対1で移行させるとともに、プロトコルの財務基盤を再構築する計画だ。
提案では、新トークンの供給のうち70%を既存のCPOOL保有者への移行分に割り当て、残る30%はエコシステムや財務、貢献者向けに配分する。移行時点の供給量は現行の10億CPOOLから11.25億CLEARへ増加し、3年をかけて段階的に約14.28億まで拡大する設計だ。
クリアプールがこの再編を提案した背景には、CPOOLの供給の99%が既に市場に放出され、成長のために確保していた準備金も使い切ったという事情がある。同社は開発資金の確保や資本誘致、普及促進のために追加の資源が必要だとしている。
クリアプールは、XRPレジャーが提案する新たな規格「シングルアセット・ボールト(XLS-65)」と「レンディング・プロトコル(XLS-66)」を軸に、機関投資家向けの信用商品を構築する方針だ。両規格はいずれもメインネットでまだ稼働しておらず、バリデーターによる承認手続きが完了していない。
クリアプールは、プロトコル手数料の50%を市場でのCLEAR買い戻しと恒久的なトークン焼却に充てる計画も示した。今回の提案は、トークン保有者によるガバナンス投票を経て承認されなければ実行されない。
なお、リップルは、仮想通貨XRPおよびステーブルコインRLUSD建ての利回り商品の開発に向けて、クリアプールへの出資を確約したという。提案文書には具体的な出資額は明記されていない。