NBA選手のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は5日、予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)との提携を予告する動画をSNS上に投稿した。動画にはオフィスのエレベーターを降りるジェームズの姿が映され、「Welcome to Polymarket HQ. Coming soon.」とのキャプションが添えられている。
米メディアの報道によれば、今回の提携はNBA選手個人としてポリマーケットと契約を結ぶ初めての事例とされる。契約の役割や条件は明らかにされておらず、同社は詳細を8日以降に発表する方針だと報じている。
予測市場業界では著名アスリートを起用した提携が相次いでいる。ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ選手、プロゴルファーのブライソン・デシャンボー選手、サッカー界のリオネル・メッシ選手は、ポリマーケットと競合するカルシ(Kalshi)とすでに提携している。
リーグ単位でもMLB(メジャーリーグベースボール)が3月にポリマーケットと複数年契約を結んだほか、NHL(ナショナルホッケーリーグ)もカルシ・ポリマーケット双方と提携済み。8月にはニューヨーク・ヤンキースがポリマーケットと独自契約を結ぶなど、プロスポーツ界での浸透が進んでいる。
ジェームズを巡っては、今夏のフリーエージェント交渉が予測市場で2億7000万ドル(1ドル=156円換算、約421億円)超の取引高を生んだと報じられている。「ジェームズの次の所属先」を対象とした契約は、カルシで2億2500万ドル(約351億円)、ポリマーケットでも4000万ドル(約62億円)を超えたとされる。
一方で、選手自身のキャリアを対象にした予測市場との提携には、SNS上で批判的な声も上がっている。多額の資産を持つ選手が賭博的な性質を持つサービスと手を組むことへの疑問の声が相次いだ。
ジェームズがポリマーケットの意思決定や商品設計にどの程度関与するかは現時点で不明で、同社の予測市場に影響を及ぼす立場にあるとの情報は確認されていない。