暗号資産(仮想通貨)ウォレット大手のメタマスク(MetaMask)は8日、AI(人工知能)エージェント向けの「メタマスク・エージェント・ウォレット」のローンチを発表した。
まずは同日から、早期アクセスプログラムを開始して一部のトレーダーや開発者向けに提供を開始。エージェント・ウォレットを使うと、イーサリアム(ETH)と互換性のある25超のブロックチェーンとハイパーリキッド(HYPE)のブロックチェーンで、AIエージェントに取引などを行わせることができる。
AIエージェントとは、AIの技術を活用して人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムのこと。最近は仮想通貨領域の内外で注目度が高まっている技術だ。
メタマスクのエージェント・ウォレットはセルフカストディアル型で、ローンチ時点でDeFi(分散型金融)にフルアクセスすることが可能。ユーザーはAIエージェントに、仮想通貨のスワップ(交換)や永久先物取引、予測市場での取引や流動性提供などを行わせることができる。
ユーザーはAIエージェントが稼働する前にルールを設定する。メタマスクはAIエージェントの利用にはリスクが伴うとして、ユーザーが安心して使えるようにトランザクションを保護したり、セキュリティを高めたりする仕組みを導入した。
また、AIのフレームワークに依存しない設計にしてあり、「OpenAI Codex」や「Claude Code」などに対応しているとも説明している。
一般向けのローンチは、今年の夏の予定。それまでは早期アクセスプログラムのユーザーからフィードバックを受け付ける。
イーサリアムの共同創設者で、メタマスク開発企業コンセンシスの創設者でもあるジョセフ・ルービン氏は発表で以下のようにコメントした。