今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比の騰落率(13日〜19土)
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。
ビットコインの時価総額がIT大手アマゾンを抜き、金融資産の5位になったことが注目を集めた。あくまで時価総額の単純な比較ではあるが、アマゾンに加え、グーグルの親会社のアルファベットやシルバー(銀)も超えた。
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また、米投資銀行バーンスタインのアナリストらが14日、ビットコインが12.3万ドル超の最高値を更新したことを受け、2025年末から2026年初頭にかけて20万ドルに達するとの予測を維持。ガウタム・チューガニ氏率いるバーンスタインの分析チームは「長期にわたる強気相場」の到来を予想している。
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さらに、仮想通貨分析プラットフォーム「クリプトクアント」の登録アナリスト、ジョアオウェドソン氏が14日、ビットコインの初の12万ドル突破を受けた市場分析を発表。ビットコインが強気相場の本格化にはまだ到達していないが、近く変化する可能性があると指摘している。
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他には、ビットコインが史上最高値12万3,000ドルを記録した後、オンチェーン分析で短期的な調整サインが確認されたようだ。クリプトクアント登録アナリストのTarekonchain氏が15日、取引所への流入急増により利益確定売りの波が発生していると分析した。
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カナダの投資会社EMJ Capitalの創設者であるEric Jackson氏が14日、イーサリアムの価格は1万ドルに到達すると自身と同社は分析しているとXに投稿。また、強気なケースでは1万5,000ドルまで到達しうるとも予測した。
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また、英国系大手銀行のスタンダードチャータード銀行が15日、機関投資家向けに統合型の仮想通貨取引サービスを正式に開始。イーサリアムとビットコインの現物取引を英国支店を通じて提供する。
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さらに、イーサリアム価格が過去1週間で22.3%上昇する中、クジラ投資家による大量購入が続いていることが明らかに。複数の大口投資家が数億ドル規模のETH購入を継続し、市場の強気ムードを支えていた。
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他には、NYSEアメリカン上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが17日、イーサリアム保有量が300,657ETHに達したと発表。評価額は10億ドルを超え、時価総額2位の仮想通貨において上場企業最大の保有量を記録した。
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XRPの上昇の背景に、韓国のトレーダーの動きがあると指摘された。オンチェーンアナリストのDom氏が13日、12日におけるXRPの価格動向について分析。同氏によると、XRPが2.6ドルから3.0ドルへと上昇した際、現物市場において合計4,500万XRPの買い圧力が発生したという。
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また、資産運用企業ProSharesが15日、XRPのETFを米国でローンチしたことを発表。名称は「ProShares Ultra XRP ETF(UXRP)」で、先物で運用され、現物に投資するものではない。
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他には、XRPが18日に13.4%超の上昇を記録し、3.5ドルに到達。従来の史上最高値である3.40ドルを突破した。
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ProSharesが15日、ソラナのETFを米国でローンチしたことを発表した。
名称は「ProShares Ultra Solana ETF(SLON)」。ソラナの先物で運用され、現物に投資するものではない。
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ステラ( XLM )のプロジェクトが16日、決済大手PayPalでステーブルコイン「PYUSD」のローンチを主導したホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏がステラ開発財団(SDF)に加わったことを発表した。
ポンテ氏はSDFのトップの座に就き、最高事業成長責任者の役職を兼ねる。ステラの価格は17日の記事執筆時点で、前年比で300%超、前日比で4%超上昇。また、過去2週間で約2倍(93.3%)の上昇幅を見せ、主要アルトコインの中でも優れたパフォーマンスを示していた。
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